1そんなこと、親に相談すればいいのに!と、待っているだけでは解決できません。

不登校の過去と体験談について

 
私(サイト管理人)自身、不登校の時期がありました。
ここでは名前はS.Yとさせてください。男です。

小学校と中学校に関してはまだ友達と仲良くやれてこれた方で
問題はなかったと今思うわけですが

不登校になったのは高校生の時です。

自分の周りに起こったこととしましてはこんな感じです。

9歳の時、親が離婚。
小学校4年生の時です。
父と母が大きな口喧嘩をしているのを見たことがあります。
あれは子供心に今でも憶えているのです。

内容までは憶えてはいませんが、その時の雰囲気、怖かったこと
そして寂しさが記憶にあります。

私は母と一緒に暮らすことになり、引越しをしました。

引越しの日に小さいながらも何かを悟ったのでしょうか
私は泣きじゃくりました。

何も反抗できません。なるようにしかなりませんでした。


それほど遠くはない地に引越しをしたのですが
小学生だった私からみれば、見たことも聞いたこともない地名です。

一気に不安になりました。

そして、学校に転校生として迎えられました。
始めての授業は習字の時間。


今でもはっきりと憶えていて
「林」という漢字を書いたのを憶えています。


それが結構うまく書けたのですよ^^
緊張しててきちっとした姿勢で書けたからでしょうか^^


その後なんとかうまく友達もでき、まだ周りに溶け込めた方だと思います。


一つ自分で嫌だったことは
自分が「貧血体質」だったということです。

これは今でも少し残っているのですが
先生に「じゃあこの問題を」S.Y君とあてられた時(もちろん答えはわかりません)
また、先生に怒られているとき、立たされる時など過度の緊張時に
クラっとめまいがして、保健室に運ばれることもありました。

もちろんみんなの前で倒れるわけですから、小学生の私からしたら
トラウマになるわけです。

しかし何とか小学校時代は無事卒業できました。

中学生時代もこの「貧血体質」は残っていましたが
運動クラブにも所属し、当時流行っていたゲームなど
友達と共有することができ、ごく普通と言ってはなんですが
過ごせてきたと思います。

中学時代は特に周りに状況や自分の気持ちの面でも
変わる時期です。

高校受験を考えていかなくてはなりませんし
異性をかなり意識してくる時期
そして何より

「周りと何でも比べてしまう時期」です。
これは中学生〜高校生、成人になるまでの幅広い時期では
ありますが、大人になってからよく言われる
「個性」というものはあまり重要視されなくて
この学生時代はむしろ

「周りと一緒」「協調性」を大事にしたいと思える年頃なのです。

例えば、みんなが持っているものは必ず持っていたい。
でなければ
⇒仲間はずれ、時代遅れ、輪に入れない。

同じマンガを好きになる
でなければ
⇒仲間はずれ、輪に入れない、キモイなど

一緒じゃない=変わり者
というイメージです。

ですから居心地のいいのは「みんなと一緒」だということ。

周りに溶け込めているという感覚があるのが
必要なんだと思います。

そして異性関係です。
絶対に誰かを好きになります。そしてコソコソしだします。
恋愛のことなどは親には話してはくれません。

サザエさんに出てくるカツオ君の性格は現代離れしている
ように感じます^^ああは普通に家族に何でも話をすることは
できません。理想ではあるのですけどね。


私もそんなこと親には言えませんでした。
話す必要がないというのが本音でしょうか。

でもそれはそれでいいと思いませんか?

友達と悩みを話し合い、わからないながらも解決させていくのです。
それでもわからないことや悩みがあれば、聞いてきます。

そこで、アドバイスなどをしてあげられれば最高ですね。
子が求めてきたときに、答えて上げられる。恥ずかしいながらも
勇気をもってSOSを出してきたわけですから、答えてあげたいものです。


高校受験に関してですが私は公立高校のみの試験を受けました。
自分でも言えますが頭はそんなによくありません。

中の下くらいです^^

なんとかその1本の試験で合格することができました。
小学4年生から母一人で育ててくれたので、私立高校などには
経済的にも行けず、不満も当時言っていました。
私には兄もいますが2人を育ててくれたのです。

今考えると身に染みて親の苦労がわかります。

そして高校時代です。

高校生になって1年は普通に通学していたものの
2年生くらいから、なぜか学校に行きたくなくなり
結果、不登校になってしまったのです。

原因はといえば
あえて自分で分析するとなると難しいのですが
大学にはもともと行く気がなかった。と同時に学校に行く必要性に
疑問を持ち始めた。

自分で将来やりたいことが見つかっていなかったが
徐々に興味のあるものが出てきた。それは学校に一切関係のないものだった。

学校生活自体が面白くなかった。

と、こんなところでしょうか。

不登校と若干のひきこもりの時期がありました。


高校生になるとアルバイトを始めました。
アルバイトは学校と違い、特有の楽しさがあるのですね。
お金がもらえるというのはもちろん、働いている人の年代も
様々で、いろんな人との会話や価値観を得ることができます。

そしていろんなものへの興味が湧いてくるのです。
私の場合はバンドというものでした。

音楽関係ですね。

バンドで売れてプロになる!って感じです。
結果、長期間やっていましたが、そんなに甘い世界でもなく
20代後半で断念してしまいました。


当時は学校に行く意味というものが理解できていなかったのだと思います。
ですから、アルバイトと音楽、そして学校というものを天秤にかけてしまって
いたのですね。

そして学校を辞めたのは高校2年の頃です。
2年生の時から、徐々に休みがちで、最後はほとんど
行かなくなってしまいました。

そして辞めると先生に言ったとき、止められはしましたが
結構、熱血先生で
「辞めるのはいいけれど、将来困ることがないように
絶対に後悔しないように、よく今考えなさい」

と、何度も釘をさされました。


高校を辞める時は、不安はないのです。
どちらかというと「やった。もう行かなくて済む」
という方が気持ちとしては強いのです。

ですが、不安はもっとあとにやってきました。
二十歳くらいの時ですね。

この時少し、ひきこもり気味になりました・・
音楽活動をやっていて、壁にぶち当たったとき、将来のことを
冷静に考えたとき、高校を卒業していない不安がやってくるのです。

そしてちょっと精神的に参ってしまった時期を経験します。
このとき少し後悔というものをしました。


ですが、高校を卒業していれば、今の生活や変わっていたのか
仕事など、どんなことをやっていたかなんてわかりもしませんし
考えてもキリがなく、そして比べようがないという結論に至りました。

これは「逃げなのか開き直り」なのかよくわかりません。

今だから言えることは、母や周りに迷惑かけたということは強く思っています。



とはいえ、子供が不登校やひきこもる状態などが今実際起きていたら
親として心配ですよね。

何か悪いことをしていないか、変なグループと吊るんでるんじゃ
ないだろうか、とか変なことまで考えてしまう。

「そんなの、この年頃誰でもよくあることだよ」なんていう
楽観的な親もいらっしゃいますが、子供の将来への不安や
バイクに興味がでて、事故の心配などがありますよね。


でも根本的な理由というのは必ずあるもので、親からしても
真剣に向き合うことが必要とされるのは間違いありません。



以上簡単ですがサイト管理人の不登校の体験談でした。
長文読んで頂きありがとうございます。

不登校・ひきこもり解決DVDはもうご覧になられましたか?

サイト管理人も実は元不登校記事一覧

不登校の過去と体験談

私(サイト管理人)自身、不登校の時期がありました。ここでは名前はS.Yとさせてください。男です。小学校と中学校に関してはまだ友達と仲良くやれてこれた方で問題はなかっ...